読書

『読書嫌いのための図書室案内』青谷真未

『読書嫌いのための図書室案内 』を読む。 高校を舞台にした日常ミステリ。内容はタイトルそのままに、読書嫌いの主人公がひょんなことから「図書新聞」の復刊をすることになるという話。その図書新聞の原稿を集める間に遭遇するちょっとした不可解な出来事…

『人生の勝算』前田裕二

『人生の勝算 』を読む。 前に読んだ『メモの魔力 -The Magic of Memos-』のメモ術とは異なり、成功者前田裕二の今までの半自伝的に加え、成功者の自慢話的な印象が強かった。 後半はそれでもSHOWROOMの立ち上げ時の失敗なども書かれているのだが、特に前半…

『女帝 小池百合子』石井妙子

『女帝 小池百合子 』を読む。 小池百合子の生い立ちから現在までを取材し、彼女の本質が何かを明らかにしようとする。 冒頭、自分を特定されないようにしほしいと訴える人物のことが書かれる。本書の中で知られざる小池百合子の過去を多く語る、カイロ時代…

『スワン』呉勝浩

『スワン』を読む。 元々興味を持ったのは杉江松恋さんが紹介していたからだが、1年くらい前でどんな風に紹介していたのか全く記憶に残ってなかった。『スワン』というタイトルだけでは内容が想像できないので、あえて元の紹介記事とか確認せず読み始める。 …

『美しき愚かものたちのタブロー』原田マハ

『美しき愚かものたちのタブロー』を読む。 久しぶりの原田マハ作品。松方コレクションと国立西洋美術館の成立の背景を描く史実に基づくフィクション。さすが美術テーマの原田マハ作品は読み応えある。 主人公の田代雄一はモデルは存在するが架空…

『 1ミリの後悔もない、はずがない』一木けい

『1ミリの後悔もない、はずがない』を読む。 「椎名林檎絶賛」の広告を見て興味を持ったのだが、読んでなるほどと納得。椎名林檎の初期の作品に出てくる女の子たちーー例えば「歌舞伎町の女王」の女の子とかーーの人生はこんな感じだったのか…

『罪人の選択』貴志祐介

『罪人の選択』を読む。 4編収められた作品集。てっきりミステリだと思って読み始めたら最初の「夜の記憶」はSF。未来を舞台にしたというだけではない本格指向。次の「呪文」もやはり本格指向に加えてホラー風味のSF。3つめの表題作のみミステリ。戦時中から…

『崩壊学』

『崩壊学: 人類が直面している脅威の実態』を読む。 エネルギー問題、異常気象、金融危機、絶滅危惧種、様々な問題について書かれた警告の書。コロナ禍前の著作だが、疫病についても書かれている。 問題があることはわかっているけど緊急の課題て…