2008-06-19 明け方 引用 しかし、明け方というのはまた別の不安がある。何かいけないものを見ているような罪悪感が、息をひそめてじっとしていなくてはならないような緊張感が、ああまた一日が始まってしまったという不思議な後悔がある。 『球形の季節』(恩田陸 新潮文庫)p.10